ことばには力がある
しかし
想いもあなどれない
それは
ことばにならないことばとなって
自ずと発せられている
知られていないようで
知られている
隠しているつもりでも
それはすでに現れている
20091116
20091115
続けること

待ち合わせ場所は、高校時代の恩師の個展会場。
先生の個展は描き続けて今回で41回目だそうだ。
41回
すごい年月だと思う。
先生が準備室で黙々とトルソーを題材にした絵を描いていた姿を今でも覚えている。
その展覧会の後、近代美術館でのルオー展に行く。
そしてもう一つ、林亨さんの個展にも行く。
歩き疲れ、最後にとっても懐かしい雰囲気の喫茶店で温かいココアを飲む。
懐かしいおいしさがあるココアだった。
喫茶店の壁にはお客さんの手作りのカードが貼ってあった。
マスターに何年やっているのか聞いたら28年という答えが返って来た。
一つのことをずっと続けることその力を考える一日だった。
20091104
しもばしら
写真を撮ろうと思って近づいて、その霜柱がなんと4cmぐらいもの高さがあってびっくりした。
ちょっと気持ちわるい。
「同じものが反復して密集しているのを見ると、人は気持ちわるいと思う」というようなコラムを読んだことが以前あるのを思い出した。
太陽の光が溢れるほどに満ちている朝だったが、空気は刺さるように冷たかった。
この日は、人にはいろんな思いが錯綜しているということ。
また、感謝の気持ちを表すにも色々な形があるということを思わされる。
ふと、大学院の最後の年のことを思い出す。
大学最後の年にスタジオが丸こげになって、卒業制作も道具も何も無くなった出来事の次に、衝撃的だった1ヶ月。
あの時は一気に体重が9kgも落ちた。その時、実家のソファーで放心状態だった私に母が言いはなったことばを思い出す。
「あなたに出来ることは作品を作ることだけでしょ。東京に帰りなさい」
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