20091214

あたりまえという幸せ




昨晩、シンガポールから家族旅行できていた古い友人アグネスと2人でお茶をする。
私と同じ年だが、私の生徒でもあった彼女も今は2児の母。

お茶をする中で、彼女の息子ルーカスがちょっと普通の子ではなくて、いろんな困難を通って来ていることを初めて知る。

英語で話していたので、内蔵の名前とか分からないけれど、彼の身体の内蔵が普通に発達してなくて、幼児期などは腸から消化途中のものが体内へ浸み出てそのリアクションで正常な状態を保つことが出来なくなり、行動や感情をコントロールできなくなったりする。また、とても音や刺激にも過剰に反応してしまうらしい。

だから、食べるものはもちろん、生活環境にも普通の何倍も気をつかう。

最初は精神的な問題なのか、それとも身体の問題なのかも分からなくて本当に困ったそうだ。
夫婦共々、自分の子どもが普通の子の様に生活できないことに本当に苦しんできたことを感じる。

しかし彼女は、「神様が私たちを特別に選んで、特別な子を私たちに与えてくれたのだと思う。彼は本当にスペシャルで、私は彼から本当に多くのことを学ばせてもらっている。」と私に微笑みなながら語ってくれた。

その彼女の笑顔は何とも言えない力強さに輝いて美しかった。

自分があたりまえに思って過ごしていること、それが実はとても幸せなことなのだという気付きのプレゼントを頂いたひと時だった。

ルーカスにメリークリスマス!

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